塾を選ぶとき、多くの保護者の方が迷われるのが、
「集団塾がいいのか、個別指導塾がいいのか」
という点ではないでしょうか。
どちらが絶対に良い、悪いというものではありません。
大切なのは、お子さまの性格、学力、目標、現在の困りごとに合っているかどうかです。
先日、塾選び・学校選びに関するYouTube座談会に参加し、個別指導塾の良さや、どのような生徒に向いているのかについてお話しする機会がありました。
この記事では、その内容をもとに、個別指導塾の特徴や集団塾との違い、塾選びで見ておきたいポイントを、保護者の方に分かりやすくお伝えします。
個別指導塾とは?まずは形を確認しましょう
一口に「個別指導塾」と言っても、実は塾によって形はさまざまです。
先生1人に対して生徒1人の完全マンツーマン指導もあれば、先生1人が生徒2人を担当する形もあります。また、先生1人が複数名を見る「少人数個別」や、自立学習型に近いスタイルを個別指導と呼んでいる塾もあります。
そのため、塾を選ぶときには、単に「個別指導」と書いてあるかどうかだけで判断するのではなく、
- 先生1人に対して生徒は何人か
- どのように質問対応をしているか
- 授業中にどのくらい演習できるか
- 担当の先生は固定なのか
- カリキュラムは誰が管理しているのか
といった点を確認することが大切です。
河浜塾Personalでは、お子さま一人ひとりの状況に合わせて、個別指導・少数個別などを組み合わせながら学習を進めています。
個別指導塾の一番の良さは「その子に合わせられること」
個別指導の最大の良さは、お子さま一人ひとりに合わせて学習を進められることです。
同じ学年、同じ学校、同じテスト範囲であっても、つまずいている場所は一人ひとり違います。
たとえば、数学が苦手な中学生でも、
- 計算でつまずいている子
- 文章題になると手が止まる子
- 公式は覚えているけれど使い方が分からない子
- 以前の単元が抜けている子
- 実は勉強内容よりも自信を失っている子
など、原因はさまざまです。
集団授業では、クラス全体のペースに合わせて授業が進みます。もちろん、同じ目標を持つ生徒同士が刺激を受けながら学べる良さがあります。
一方で、個別指導では「今この子に必要なこと」に絞って指導しやすくなります。
すでに理解できているところは短く確認し、分からないところは丁寧に戻る。
必要であれば前の学年の内容に戻り、逆に力のある子には学校よりも先の内容や応用問題に進む。
このように、学習の順番やペースを調整しやすいのが個別指導の強みです。
「先生との相性」も個別指導では大切です
個別指導では、先生との距離が近くなります。
だからこそ、学力だけでなく「相性」もとても大切です。
勉強が得意な先生が、必ずしもすべての生徒に合うとは限りません。
難関大学の学生講師が合う生徒もいます。
一方で、かつて勉強で苦労した経験のある先生の方が、勉強が苦手な子の気持ちに寄り添える場合もあります。
元気に引っ張ってくれる先生が合う子もいれば、穏やかに話を聞いてくれる先生の方が安心できる子もいます。
若い先生と年齢の近さで打ち解ける子もいれば、人生経験のある先生に安心感を持つ子もいます。
大切なのは、「優秀な先生をつけること」だけではありません。
その子にとって、話しやすく、質問しやすく、前向きに勉強へ向かえる先生と出会えるかどうかです。
個別指導塾を選ぶ際には、講師の学歴や実績だけでなく、教室がどのように生徒と先生の相性を見ているのか、合わない場合に変更できるのかも確認しておくとよいでしょう。
個別指導は「分からない」を放置しにくい
勉強が苦手になる大きな原因の一つは、分からないまま授業が進んでしまうことです。
学校や集団塾では、全体の進度があります。
そのため、一度つまずいても、授業は次の単元へ進んでいきます。
もちろん、集団授業にも大きな良さがあります。
同じレベルの生徒が集まり、競い合いながら伸びていける環境は、合う子にとっては非常に効果的です。
ただし、授業のペースが合っていない場合、子どもにとっては「分からない話を長時間聞き続ける」状態になってしまうこともあります。
個別指導では、問題を解いている様子を見ながら、
「ここで止まっているな」
「公式は覚えているけれど意味が分かっていないな」
「計算ミスではなく、考え方がずれているな」
といったことに気づきやすくなります。
その場で説明を加えたり、類題を出したり、必要に応じて前の単元に戻ったりできるため、「分からない」を放置しにくいのです。
個別指導はコスパが悪い?実は「タイパ」が良い面もあります
個別指導についてよく言われるのが、料金面です。
先生1人が少人数を担当するため、集団塾に比べると1回あたりの授業料は高くなりやすい傾向があります。これは個別指導の特徴上、ある程度避けられない部分です。
ただし、料金だけで判断すると、個別指導の良さが見えにくくなります。
個別指導では、その子に必要な内容に絞って進められます。
すでに分かっているところを長く聞く必要はなく、今つまずいているところに時間を使うことができます。
また、演習量を確保しやすいのも個別指導の良さです。
説明を聞くだけで終わるのではなく、実際に問題を解き、間違いを直し、もう一度練習するところまで進めやすくなります。
つまり、個別指導は「授業料が安い」という意味でのコスパではなく、必要な学習に時間を集中できるという意味で、時間対効果が高くなる場合があります。
特に、苦手科目を短期間で立て直したい場合や、テスト前に特定の単元を補強したい場合には、個別指導の効果を感じやすいでしょう。
個別指導に向いている子
個別指導は、次のようなお子さまに向いています。
1. 苦手科目や苦手単元がはっきりしている子
「数学の文章題が苦手」
「英語の文法が分からなくなってきた」
「理科の計算問題だけ点が取れない」
このように、困っている部分がある程度見えている場合、個別指導は非常に相性が良いです。
必要なところに絞って学習できるため、効率よく弱点補強ができます。
2. 集団授業のペースが合わない子
授業が速すぎてついていけない子もいれば、逆に簡単すぎて退屈してしまう子もいます。
個別指導では、お子さまの理解度に合わせてペースを調整できます。
「ゆっくり戻る」ことも、「先に進む」こともできるのが強みです。
3. 質問するのが苦手な子
集団の中で手を挙げて質問するのが苦手な子は少なくありません。
「こんなことを聞いたら恥ずかしい」
「周りにどう思われるか気になる」
「どこが分からないのか自分でも分からない」
そうした子でも、個別指導なら先生との距離が近いため、質問しやすくなることがあります。
4. 勉強への自信をなくしている子
勉強が苦手な子の中には、内容そのものよりも「どうせ自分には無理」と思い込んでしまっている子もいます。
個別指導では、小さな成功体験を積み重ねやすくなります。
「できた」
「分かった」
「前より解けるようになった」
この積み重ねが、勉強への自信につながります。
5. 学校に行きづらさを感じている子
学校の集団環境が苦手な子にとっても、個別指導は選択肢の一つになります。
もちろん、学習面だけでなく生活面や心の状態にも配慮が必要ですが、一人ひとりのペースに合わせて学べる環境は、その子にとって安心できる学びの場になることがあります。
集団塾が向いている子もいます
ここまで個別指導の良さをお伝えしてきましたが、集団塾が合う子ももちろんいます。
たとえば、
- 周りと競い合うことでやる気が出る子
- 授業のペースについていける子
- 5教科をバランスよく学びたい子
- 同じ目標を持つ仲間から刺激を受けたい子
- ある程度自分で復習や質問ができる子
には、集団塾が合う場合があります。
大切なのは、個別指導か集団塾かを単純に比べることではありません。
お子さまが今どのような状態で、何に困っていて、どのような環境なら前向きに学べるのかを見極めることです。
塾選びで大切なのは「わが子の場合はどうか」
塾選びでは、口コミや合格実績、料金、通いやすさなども大切です。
ただ、それ以上に大切なのは、
「わが子の場合はどうか」
という視点です。
同じ塾でも、合う子と合わない子がいます。
同じ先生でも、相性が良い生徒とそうでない生徒がいます。
だからこそ、体験授業や面談の際には、次のような点を確認してみてください。
- 子どもの状況を丁寧に聞いてくれるか
- 苦手の原因を見ようとしてくれるか
- 授業の進め方が子どもに合っているか
- 先生との相性を考えてくれるか
- 家庭学習の進め方まで相談できるか
- 必要に応じて指導内容を見直してくれるか
塾は、授業を受ける場所であると同時に、子どもの学び方を一緒に考える場所でもあります。
河浜塾Personalでは、一人ひとりに合わせた学びを大切にしています
河浜塾Personalは、広島市安佐南区・安佐北区・東区で個別指導を行っている学習塾です。
西原・東原・口田・戸坂の各教室で、小学生・中学生・高校生を対象に、一人ひとりの状況に合わせた指導を行っています。
勉強が得意な子も、苦手な子も。
受験に向けて頑張りたい子も、まずは学校の授業についていきたい子も。
自信をなくしている子も、もっと先に進みたい子も。
それぞれに合った学び方があります。
個別指導は、ただ先生が横について教えるだけのものではありません。
お子さまの現状を見て、目標を考え、必要な学習を組み立て、少しずつ前に進んでいくための方法です。
「うちの子にはどんな塾が合うのだろう」
「集団塾と個別指導で迷っている」
「今の勉強のやり方で大丈夫か相談したい」
そのような方は、ぜひ一度ご相談ください。
お子さまにとって無理なく、前向きに学べる方法を一緒に考えていきます。




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