2026年2月25日に実施された令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜の一般学力検査について、広島県教育委員会から平均点が公表されました。
この記事では、2026年春の広島県公立高校入試の平均点を前年度と比較しながら、各教科の結果から読み取れる傾向と、これからの高校受験に向けて意識したい学習について解説します。
2026年広島県公立高校入試の5教科平均点
一般学力検査は、国語・社会・数学・理科・英語の各教科50点満点で行われました。令和8年度の5教科平均は22.9点で、令和7年度の22.6点から0.3点上昇しています。
広島県教育委員会は、5教科合計の得点分布について、やや中央が高い山形であり、平均点には前年度と比べて大きな変化がないと説明しています。したがって、5教科全体として急に難しくなった、あるいは大幅に取り組みやすくなったとは言いにくい結果です。
平均点は、広島県公立高校入試の難易度や出題傾向を考えるための一つの資料になります。ただし、受検者層、問題構成、採点基準などの影響も受けます。平均点の上下だけで「難化」「易化」と断定することはできません。得点分布や設問ごとの正答率、実際の問題内容とあわせて見ることが大切です。
教科別平均点と前年からの変化
国語は26.0点、前年から4.6点上昇
国語の平均点は26.0点でした。前年度の21.4点から4.6点上昇し、5教科の中では最も大きな変化となっています。
公式資料によると、漢字の読みの正答率は83.2%、書き取りは67.1%で、説明的な文章の大問は比較的正答率が低い結果でした。平均点の上昇だけを見て国語全体が単純に易しくなったとは判断できません。漢字などの基礎を確実にするとともに、文章の構成や論理の流れをつかみ、根拠を示して答える練習が引き続き必要です。
社会は21.8点、前年から2.6点下降
社会の平均点は21.8点で、前年度の24.4点から2.6点下降しました。公式資料では、地理的分野の問題の正答率が比較的低かったとされています。
社会では、用語や年代を覚えるだけでなく、地図、統計、グラフ、複数の資料を読み取り、学習した知識と結び付けて考える力が問われます。平均点の下降をそのまま難化と断定することはできませんが、資料のどこに着目すべきかを判断する練習の重要性は読み取れます。
数学は20.7点、前年から1.1点上昇
数学の平均点は20.7点で、前年度の19.6点から1.1点上昇しました。簡単な数・式の計算については正答率の平均が75.6%と高かった一方、関数の問題は比較的正答率が低い結果でした。
計算力は数学の土台ですが、入試では式を作るまでの考え方や、グラフ・条件から必要な情報を読み取る力も必要です。答えだけでなく、どの条件を使い、どのように考えたかを途中式や説明に表す習慣が、広島県公立高校入試対策につながります。
理科は25.8点、前年から0.4点下降
理科の平均点は25.8点で、前年度の26.2点から0.4点下降しました。差は小さく、広島県教育委員会も前年度と比べて大きな変化はないとしています。「エネルギー」を柱とする領域の正答率は比較的低い結果でした。
理科では、用語や公式を覚えることに加え、実験の目的、操作、結果、考察のつながりを理解することが重要です。表やグラフから変化を読み取り、その理由を学習した法則に基づいて説明する練習も進めておきたいところです。
英語は20.2点、前年から1.2点下降
英語の平均点は20.2点で、前年度の21.4点から1.2点下降しました。5教科の中では最も低い平均点です。公式資料では、目的や場面、状況に応じて表現内容を工夫する問題の正答率が比較的低かったと説明されています。
英単語や文法の定着は欠かせませんが、それだけでなく、会話や英文が置かれた状況を正確に理解し、条件に合う内容を英語で表す力も求められます。長文の要点をつかむ練習と、短くても自分の考えを書く練習を組み合わせることが大切です。
平均点から考える広島県公立高校入試の対策
広島県教育委員会は、令和8年度の一般学力検査について、基礎的・基本的な内容を中心としながら、総合問題や記述問題を取り入れ、思考力、判断力、表現力などを見るよう配慮したとしています。また、5教科に共通する課題として、文章や資料から得た情報を既習の知識と関連付けて考察し、その過程や結果を表現することを挙げています。
このことから、広島県の高校受験では、基礎知識を確実に身につけたうえで、それを問題の中で使う練習が重要だと考えられます。丸暗記だけでは対応しにくい問題もあるため、問題文や資料を正確に読み、何を答えるよう求められているのかを確認する習慣をつけましょう。
特に記述問題では、字数、使用する語句、理由や根拠の有無など、設問の条件を丁寧に読むことが大切です。正答を完全に作れない場合でも、読み取れた内容や分かっている考え方を条件に合わせて書けば、採点基準によっては部分点につながる可能性があります。最初から空欄にせず、根拠のある答えをできる範囲でまとめる練習を重ねましょう。
また、入試本番では5教科を長時間にわたって解きます。各教科を個別に学習するだけでなく、過去問や実戦形式の問題を使い、時間を計りながら複数教科を続けて解く経験も必要です。集中力の変化や時間配分を確認し、見直しまで含めた自分なりの進め方を整えておくと安心です。
平均点を今後の学習に生かすために
2026年の広島県高校入試の平均点は、5教科全体では前年度とほぼ同じ水準でしたが、国語が上昇し、社会が下降するなど、教科ごとには違いが見られました。ただし、平均点だけで試験の難易度や自分の合否可能性を判断することはできません。
大切なのは、平均点の数字に一喜一憂するのではなく、公式資料が示す課題を日頃の学習に生かすことです。基礎を固め、文章や資料を正確に読み、得た情報と知識を結び付け、自分の考えを条件に合わせて表現する学習を続けていきましょう。
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出典名:広島県教育委員会「令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜一般学力検査の結果について」
URL:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/672236.pdf
出典名:広島県教育委員会「令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜 一般学力検査の結果」
URL:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/uploaded/attachment/670968.pdf
出典名:広島県教育委員会「令和8年度広島県公立高等学校入学者選抜」
URL:https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/kyouiku/08senior-2nd-r8-nyuushi-r8-kou-r8-kou-mokuji-r8-kou-mokuji.html


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